MicroStrategy-アーキテクチャ
MicroStrategyには、メタデータ駆動型のアーキテクチャがあります。メタデータは、メタデータが使用するすべてのオブジェクトを格納する中央リポジトリです。また、メタデータは、オブジェクトの値の均一性を保証している任意のMicroStrategy製品で使用できます。メタデータに保存されているオブジェクトは再利用可能です。
オブジェクトレイヤー
次の図は、MicroStrategyメタデータで作成および保存されたオブジェクトのさまざまなレイヤーを表しています。
Administration Objects −このオブジェクトレイヤーは、MicroStrategyアプリケーションを管理するセキュリティ、ユーザーグループ化、およびパフォーマンスパラメーターを確立します。
Report Objects −このオブジェクトレイヤーは、スキーマおよび分析オブジェクトレイヤーの構成要素を組み立てて、洞察に満ちたテキストおよび視覚的な分析を提供します。
Analysis Objects−このオブジェクトレイヤーは、高度な分析のためのビルディングブロックを提供します。分析オブジェクトは、スキーマレイヤーで開発されたオブジェクトに基づいて構築されます。
Schema Objects −このオブジェクト層は、ビジネスモデルに合わせて調整されたデータベーススキーマの論理的な抽象化を提供します。
ROLAPアーキテクチャ
MicroStrategyは、データウェアハウス、キューブデータベース、フラットファイル、ERP、CRMS、Webアプリケーションなどの運用データベースからデータにアクセスできます。このために、リレーショナルOLAPアーキテクチャを使用します。
次の図は、メタデータオブジェクトを使用してさまざまなソースからのデータにアクセスする方法を説明するMicroStrategyプラットフォームの全体的なアーキテクチャを示しています。
Dynamic MDX Engine − SAP、Microsoft Analysis Services、Hyperion Essbaseなどからキューブデータベースにインタラクティブにアクセスするための最適化された多次元式(MDX)を生成します。
Dynamic SQL Engine −データウェアハウスにインタラクティブにアクセスするために最適化されたSQLを生成します。
Freeform SQL Engine −グラフィカルクエリビルダーまたはフリーハンドSQLを介して、運用データベース、テキストファイル、およびスプレッドシートに直接アクセスできます。
統一されたメタデータ
最後に、MicroStrategy Architectは、複数のソースを単一のデータソースであるかのようにモデル化し、このすべての情報をMicroStrategyの統合メタデータに格納できます。