SAPBODS-データフローのプロパティ変更

1回実行、キャッシュタイプ、データベースリンク、並列処理などのデータフローのプロパティを変更できます。

Step 1 −データフローのプロパティを変更するには、[データフロー]→[プロパティ]を右クリックします。

データフローにはさまざまなプロパティを設定できます。プロパティを以下に示します。

シニア番号 プロパティと説明
1

Execute only once

データフローを1回だけ実行するように指定すると、データフローが正常に完了した後、バッチジョブがそのデータフローを再実行することはありません。ただし、データフローが、再実行する回復ユニットであるワークフローに含まれている場合を除きます。リカバリユニット以外の場所で正常に完了していません。親ワークフローがリカバリユニットである場合は、データフローを1回だけ実行としてマークしないことをお勧めします。

2

Use database links

データベースリンクは、あるデータベースサーバーと別のデータベースサーバー間の通信パスです。データベースリンクを使用すると、ローカルユーザーはリモートデータベース上のデータにアクセスできます。リモートデータベースは、同じまたは異なるデータベースタイプのローカルコンピューターまたはリモートコンピューターにあります。

3

Degree of parallelism

Degree Of Parallelism(DOP)は、データフロー内の各変換が複製されて、データの並列サブセットを処理する回数を定義するデータフローのプロパティです。

4

Cache type

データをキャッシュして、結合、グループ化、並べ替え、フィルタリング、ルックアップ、テーブル比較などの操作のパフォーマンスを向上させることができます。データフローの[プロパティ]ウィンドウの[キャッシュタイプ]オプションには、次のいずれかの値を選択できます。

  • In-memory −データフローが使用可能なメモリに収まる少量のデータを処理する場合は、この値を選択します。

  • Pageable −この値がデフォルトです。

Step 2 − 1回だけ実行、並列度、キャッシュタイプなどのプロパティを変更します。

ソースオブジェクトとターゲットオブジェクト

データフローは、次のオブジェクトを使用してデータを直接抽出またはロードできます-

  • Source objects −ソースオブジェクトは、データの抽出元またはデータの読み取り元を定義します。

  • Target objects −ターゲットオブジェクトは、データをロードまたは書き込むターゲットを定義します。

次のタイプのソースオブジェクトを使用でき、ソースオブジェクトにはさまざまなアクセス方法が使用されます。

テーブル リレーショナルデータベースで使用される列と行でフォーマットされたファイル 直接またはアダプターを介して
テンプレートテーブル 別のデータフローで作成および保存されたテンプレートテーブル(開発で使用) 直接
ファイル 区切りまたは固定幅のフラットファイル 直接
資料 アプリケーション固有の形式のファイル(SQLまたはXMLパーサーでは読み取れません) アダプターを介して
XMLファイル XMLタグでフォーマットされたファイル 直接
XMLメッセージ リアルタイムジョブのソースとして使用されます 直接

次のターゲットオブジェクトを使用でき、さまざまなアクセス方法を適用できます。

テーブル リレーショナルデータベースで使用される列と行でフォーマットされたファイル 直接またはアダプターを介して
テンプレートテーブル 前の変換の出力に基づいた形式のテーブル(開発で使用) 直接
ファイル 区切りまたは固定幅のフラットファイル 直接
資料 アプリケーション固有の形式のファイル(SQLまたはXMLパーサーでは読み取れません) アダプターを介して
XMLファイル XMLタグでフォーマットされたファイル 直接
XMLテンプレートファイル 形式が前述の変換出力に基づくXMLファイル(開発で、主にデータフローのデバッグに使用されます) 直接