PyGTK-調整クラス
PyGTKツールキットの一部のウィジェットは、ユーザーがマウスまたはキーボードを使用して、指定された範囲でプロパティを調整できるようになっています。ビューポートのようなウィジェットは、大きなデータの調整可能な部分を表示するために使用されます。たとえば、TextViewコントロールの複数行のテキストです。
PyGTKは、このようなウィジェットに関連付けて使用されるgtk.Adjustmentオブジェクトを使用して、ユーザーの調整が処理のためにコールバック関数に渡されるようにします。調整オブジェクトには、調整可能な値の下限と上限、およびその増分ステップパラメータが含まれています。調整オブジェクトのパラメータが変更されると、changedまたはvalue_changed信号を発行します。
以下はgtk.Adjustmentクラスのコンストラクターです-
gtk.Adjustment(value = 0, lower = 0, upper = 0, step_incr = 0,
page_incr = 0, page_size = 0)
コンストラクターの各属性の意味は次のとおりです。
値 | 初期値 |
下 | 最小値 |
アッパー | 最大値 |
step_incr | ステップ増分 |
page_incr | ページの増分 |
ページサイズ | ページサイズ |
次の信号は、調整オブジェクトによって発行されます-
かわった | これは、1つ(または複数)の調整属性(値属性を除く)が変更されたときに発行されます。 |
値が変更されました | これは、調整値属性が変更されたときに発行されます。 |
上記のように、Adjustmentオブジェクトは物理ウィジェットではありません。むしろ、属性が変更される他のウィジェットと関連付けて使用されます。範囲ウィジェットは、Adjustmentオブジェクトとともに使用されます。