年初来の測定と分析

会計年度などの期間の開始から特定の期間までの開始残高を含む結果を計算するには、DAXタイムインテリジェンス機能を使用できます。これにより、月レベルでデータを分析できるようになります。

この章では、年初来のメジャーを作成する方法と、それを使用してデータ分析を実行する方法を学習します。

年初来の実際の合計メジャーの作成

次のように、年初来の実際の合計メジャーを作成します-

YTD実際の合計:= TOTALYTD([実際の合計]、 '日付' [日付]、ALL( '日付')、 "6/30")

年初来の予算合計メジャーの作成

次のように年初来の予算合計メジャーを作成します-

YTD予算合計:= TOTALYTD([予算合計]、 '日付' [日付]、ALL( '日付')、 "6/30")

年初来の予測合計メジャーの作成

次のように年初来の予測合計メジャーを作成します-

YTD予測合計:= TOTALYTD([予測合計]、 '日付' [日付]、ALL( '日付')、 "6/30")

前年の年初来の実際の合計メジャーの作成

次のように、前年度初来の実績合計メジャーを作成します-

前の年初来の実際の合計:= TOTALYTD([前年度の実際の合計]、 '日付' [日付]、ALL( '日付')、 "6/30")

年初来の測定値を使用したデータの分析

次のようにPowerPivotTableを作成します-

  • 日付テーブルから月を行に追加します。

  • メジャーの実績合計、YTD実績合計、YTD予算合計、およびYTD予測合計を財務データテーブルの値に追加します。

  • 日付テーブルから会計年度にスライサーを挿入します。

  • スライサーで2016年度を選択します。

次のようにPowerPivotTableを作成します-

  • 日付テーブルから月を行に追加します。

  • 財務データテーブルの[実績合計]、[YTD実績合計]、[前年度累計]、および[前年度累計]のメジャーを[値]に追加します。

  • 日付テーブルから会計年度にスライサーを挿入します。

  • スライサーで2016年度を選択します。