テスラ、シートベルト問題で12万5000台をリコール

Jun 01 2024
イーロン・マスクのEVメーカーは今年、250万台以上の車両に影響を及ぼすリコールを発表した。
カリフォルニア州プレザントンの明るい青空を背景にしたテスラモーターズのロゴのクローズアップ。

テスラのシートベルト問題がさらに深刻化している。米道路交通安全局によると、同社はシートベルト警告灯が本来のように点灯・鳴らないため、モデルS、X、3、Yの12万5000台以上をリコールしている。

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テスラのシートベルト問題ははるか昔にさかのぼる。イーロン・マスク率いる電気自動車メーカーは、わずか1週間ちょっと前に、オーナーの運転中にシートベルトが外れてしまったモデルXのシートベルト11万台の修理を終えた。この問題に関する最初の苦情は2023年初頭に記録された。

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テスラのシートベルト問題は、オートパイロットの悲惨な問題に比べれば取るに足らないものだ。同社は2023年に安全上の懸念から、ほぼ200万台のEV(米国で走行するほぼすべてのテスラ)をリコールしなければならなかった。同社の運転支援技術は、米国で29人の死亡 200件以上の事故 に関連している。

ある調査によると、テスラ車のドライバーの事故率は2023年に最悪で、同社のリコールは2024年に入ってから増加している。実際、テスラ車のリコールは(米国では)フォード以外のどの自動車メーカーよりも広範囲に及んでおり、合計6件で250万台以上の車両が影響を受けている。1月に200万台のテスラ車が影響を受けた最大のリコールは、警告灯のフォントサイズが小さすぎることが原因で、NHTSAは「説明パネルの重要な安全情報が読みにくくなり、衝突のリスクが高まる可能性がある」と述べている。

テスラは、5月30日に発表した安全ベルトに関する最新のリコールについてのコメント要請にすぐには応じなかった。

この記事はもともとQuartzに掲載されたものです。