「バチェラー」プロデューサーがついに番組初の黒人独身男性に対する人種差別に言及

「ザ・バチェラー」のプロデューサーがついに 人種差別という大きな問題に取り組み始めた。LAタイムズ紙との新たなインタビューで、世界最大級のリアリティ番組フランチャイズの制作チームは、このシリーズとその後のスピンオフを悩ませてきた人種差別の「悪循環」を認めた。

バラエティ誌が指摘しているように、エグゼクティブ・プロデューサーのクレア・フリーランドとベネット・グレーブナーはロサンゼルス・タイムズ紙の取材に応じ、黒人の主役が15年間も登場しなかったことで、番組とファンの間で不幸な文化が生まれたと認めた。「有色人種が自分たちの代表者を見ていなかった、彼らが『バチェラー』シリーズを安全な場所だとは思っていなかったと声高に言うのは難しい」とグレーブナーは語った。

「このシリーズには15年間、黒人の主役がいなかった。これは許されないことだ。それが悪循環を生み出し、少なくとも前向きに取り組んでいると感じられる状態に戻るまでには多大な努力が必要だった」

プロデューサーたちは、シリーズ初の黒人男性主役であるマット・ジェームズが主演するシーズンについて特に言及している。見逃した人のため に説明すると、ジェームズのシーズンはシリーズの歴史に名を残すはずだったが、番組の有力候補であるレイチェル・カークコンネルが「オールドサウスをテーマにしたフラタニティフォーマル」に出席した昔の写真が再び浮上したことで、さまざまな論争に見舞われた。この論争は番組を大きく揺るがし、当時バチェラーの司会者だったクリス・ハリソンは、カークコンネルの過去の行動を公に擁護したことで反発を受け、シリーズから降板した。

グレイブナーは、特に「マットを失望させた」と述べ、「あのシーズンは多くの点で間違っていました。私たちは彼を守らなければなりませんでした。あのシーズンの最終回は、このシリーズで経験した最も暗い日でした。ここには偉大な黒人男性がいて、私たちは彼のラブストーリーを祝福するべきでした。その代わりに、私たちが目にしたのは人種差別の問題に悩まされ、圧倒されている男性でした。個人的には本当に悲しいことでした」と説明した。

両プロデューサーはインタビューで、ジェームズのシーズンでの「間違いを正す」ために、黒人の独身男性をもう一人キャスティングすることが今後の「優先事項」であると認めている。このインタビューは、「ザ・バチェロレット」の新シーズンが放送される数日前に行われたもので、シリーズ初のアジア人独身男性が登場する。