国民はOJシンプソンの何が気に入らなかったのかを忘れている

ワシントン—才能があり、カリスマ性があり、魅力的な有名人をなぜ見捨ててしまったのか正確には思い出せないと言いながら、3億4千万人の米国人が火曜日、故O・J・シンプソンのどこが嫌いだったのか忘れてしまったと記者団に告白した。「ああ、O・Jが大好きだったことはいつも覚えているのに、あんなに素晴らしいアスリート、俳優、テレビタレントがどうして人気を失ったのか、全く見当もつかない」と、56歳のジェームズ・スタッフォードさんは語り、自分も他の米国民も、シンプソンが南カリフォルニア大学やバッファロー・ビルズでフットボールをプレーし、映画「裸の銃を持つ男」のような主演を務めたのを観たいい思い出しかないと付け加えた。「とても奇妙だ。ある瞬間、彼は誰もが知っていて愛している魅力的でハンサムで楽しい男なのに、次の瞬間、何らかの理由で突然、私たち全員が彼を嫌う。何が悪かったのか不思議だ。フットボールをしていた時に得点が足りなかったのか？ それとも出演映画の1つが失敗だったのか？」本稿執筆時点では、スタッフォード氏と国民は、何が起こったにせよ、常に嫌な予感がしていた元妻のニコール・ブラウン・シンプソンが関係している可能性が高いと判断していた。