フランスでの極右の勝利は、私たち黒人にとってこれから起こることの兆しなのだろうか?
フランスでは、 反ユダヤ主義と人種差別主義に根ざした極右政党「国民連合 」が日曜の議会選挙第1回投票で過去最高の得票数を獲得し、7月7日の決選投票で議会の絶対多数を獲得する可能性がある。
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フランスは、イタリア、フィンランド、スロバキア、ハンガリー、クロアチア、チェコ共和国の極右政党が政権を握る欧州連合6カ国に加わる準備が整ったようだ。
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ヨーロッパでは極右指導者を求める声が高まっており、注意しなければ、11月には米国にもその声が届くかもしれない。
木曜日に行われたジョー・バイデン大統領とドナルド・トランプ大統領の大統領選討論会が惨憺たる 結果に終わった後、民主党にとっての警告の兆しが見え始めている。討論会でのバイデン大統領のパフォーマンスは民主党のコアな支持者を動揺させ、彼らは今や加齢でバイデン大統領の認知能力が衰えたと語っている。討論会後のUSAトゥデイ/サフォーク大学の世論調査では、民主党支持者の41パーセントがバイデン大統領を大統領候補から交代させることを望んでいることが明らかになった。
しかし、ロイター通信によると、民主党指導部は今のところ、 81歳のバイデン氏を若い候補者に代えるという要求を退け、代わりに選挙運動のメッセージをトランプ氏再選の危険性に集中させる計画だという。
この戦略は賭けだ。トランプ氏が危険であることはすでにわかっているのに、全国世論調査ではバイデン氏と互角の戦いを繰り広げており、トランプ氏はより多くの黒人有権者を 自陣営に引き入れている。
極右の波が続くなら、第2期トランプ政権に何が起こるかは分かっている。彼の4年間の大統領在任期間は、彼が黒人にとって危険で あることを示した。
選挙活動中、トランプ氏は都市部の犯罪撲滅について頻繁に語っているが、これは黒人コミュニティーで警察が過剰な力を使う権限を与えるための人種差別的な犬笛だ。同氏はタイム誌に対し、暴力犯罪が全国的に減少していることを示すFBIと州のデータは偽物だと語った。トランプ氏は、犯罪率の高い都市に州兵を派遣し、公民権団体が人種プロファイリングに関与していると主張する職務質問などの法執行方法を採用する都市に助成金を与えると述べた。
トランプ第2期政権は、いわゆる反白人人種差別を終わらせる政策を推進するだろう。これには多様性と人種平等プログラムの廃止も含まれる。「この国には明らかに反白人感情があり、これも許されない」とMAGAのリーダーは語った。
フランスの有権者には、第二回決選投票で極右が議会の絶対多数を獲得するのを阻止する投票の機会がまだある。AP通信によると、フランスの現首相ガブリエル・アタル氏は「極右が権力の扉を開いている」と警告し、「国民連合に一票も投じるべきではない。フランスはそれに値しない」と付け加えた。
同様に、8月の民主党大会を前に、その波が米国に上陸するのを阻止することはまだ可能だ。そのためには、バイデン氏が退き、若い世代の民主党員に主導権を握らせるという要求を党首らが支持する必要があるかもしれない。