黒人従業員がゼネラルミルズを訴え、衝撃的な人種差別行為を主張

食品加工大手ゼネラル・ミルズは、アトランタ郊外の工場で数十年にわたって人種差別が行われてきたとして黒人従業員のグループから非難を受け、法的措置に直面している。

6月2日、チェリオス、ベティクロッカー、ビスクイックなどを傘下に持つ同社に対し、黒人従業員8人が1980年代から白人従業員を優遇してきたとして訴訟を起こした

訴状によると、原告らは、自分たちを「グッド・オール・ボーイズ」と呼ぶ白人の管理職や人事部従業員のグループが、より有能な黒人従業員よりも白人従業員を昇進に選ぶなどの行為を行ったり、黒人従業員が苦情を申し立てないように人種差別的なシンボルを脅迫戦術として使ったりしたと主張している。

労働者らは、2005年から2021年まで工場内で見られた、ジェネラルミルズのマスコットであるハニーナッツチェリオスのハチを使ってストーンウォール・ジャクソン将軍のような南軍指導者を表現した壁画の例を紹介した。

別の例では、黒人従業員の一人は、2006年に自分の弁当箱に「KKK」と書かれているのを見つけたとき、他の誰かが責任を負っていることを証明するために作文のサンプルを提出するよう強制されたと語った。

「『グッド・オール・ボーイズ』は、クー・クラックス・クランやその他の白人至上主義の憎悪グループによって利用または悪用された歴史やシンボルが、黒人を『その地位』に留め、コビントン施設での黒人従業員への不平等な扱いに対して黒人が発言したり行動を起こしたりするのを阻止するために役立つと信じている」と訴状の文言には書かれている。

ゼネラル・ミルズ社のウェブサイトに掲載されている人権方針によると、同社は「安全で健康的な労働環境を確立することで、従業員に危害が及ばないようにする文化を創り出すことに尽力している」と述べており、「多様性を重視し、それを当社のビジネス戦略の中核とみなしている」としている。

ゼネラル・ミルズは訴訟についてコメントしていないが、原告らは裁判で「過去4年間に不利な雇用措置を受けた数百人の黒人従業員に対する補償的および懲罰的損害賠償」が認められることを期待している。