この黒人男性はドナルド・トランプを大統領に復帰させることができるのか?

May 29 2024
バイロン・ドナルド下院議員は、トランプ氏が黒人票を獲得するための道具だと批判する人もいる。我々が知っているのは、彼が副大統領の座を得るためには恥をかくこともいとわないということだ。
バイロン・ドナルド下院議員は、2023年6月30日にペンシルベニア州フィラデルフィアで開催された「Moms for Liberty Joyful Warriors」サミットでドナルド・トランプ前大統領と握手した。

フロリダ州共和党下院議員バイロン・ドナルド氏は、サウスカロライナ州共和党上院議員の同僚ティム・スコット氏や元住宅都市開発長官ベン・カーソン氏ほどの知名度はない 。しかし、保守派の期待の新星であるドナルド氏は、ドナルド・トランプ氏の副大統領候補リストに名を連ねていると報じられている。

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彼の資格は何か?まず、トランプに関する限り、ドナルド氏は4件の刑事事件で88件の容疑に直面してもトランプ氏を守るためなら何でも言うような盲目的な忠誠者だ。

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第二に、彼は黒人であり、トランプ氏は2024年の選挙でバイデン大統領からできるだけ多くの黒人有権者を奪い取ろう としている。実際、ドナルド氏はジョイ・リード氏が最近、共和党が彼を道具として利用していると発言したことを受けて、彼女と対立している。

ニューズウィーク誌は、ドナルド氏がブロンクスでのトランプ氏の政治集会に出席したことについて、「彼は共和党が黒人はMAGAに過ぎない、MAGAだ、冗談だという偽りの証拠として持ち出すのが大好きな黒人の一人だ」と「ザ・リードアウト」の司会者が金曜日に述べた言葉を引用した

ドナルド氏はフォックスニュースで、リード氏の発言は「意味不明な話にすぎない」と反応し、同氏がリード氏の成功を妬み、その進歩を阻止したいと考えていることを示唆した。

ニューヨーク・タイムズによると、トランプ大統領はドナルド氏を副大統領候補に選ぶことについて顧問らと話し合ったという。ドナルド氏はすでに、指名を打診されれば受け入れると述べている。

ドナルド氏は、母親が公立学校の教師で、ニューヨーク州ブルックリンで育った。フロリダ州立大学を卒業し、財務とマーケティングの学士号を取得した。大学時代に、ドナルド氏は将来の妻となるエリカ氏と出会い、福音派キリスト教の道に進むことになった。

それ以来、この保守派キリスト教徒の夫婦は、公立学校の教室に浸透しつつある危険なリベラル思想やライフスタイルとみなすものに対して戦いを挑んできた。フロリダ州下院議員として、彼は学校のカリキュラムを変更したり、学校図書館から本を禁止したりする力を極右団体に与える改革を支持した。禁止の対象は、人種、人種差別、LGBTQ+、トランスジェンダーのアイデンティティに関する本だった。

ドナルド氏は2021年に連邦議会に加わってから、すぐにトランプ氏の忠実な支持者としての地位を確立した。

CNNによると、ドナルド氏は、バラク・オバマ大統領はケニア生まれだというトランプ氏のバーサー主義の嘘を攻撃した。ドナルド氏はまた、2011年と2012年にソーシャルメディアにトランプ氏を批判するコメントを多数投稿しており、その中には「トランプ氏が大統領選でオバマ氏に対抗して出馬しないだろう」という安堵の表現も含まれていた。

しかし、議会で彼が最初に投じた票の一つは、アリゾナ州とペンシルベニア州の選挙人の承認に反対するものだった。共和党が、民主党が選挙を盗んだと虚偽の主張をして、バイデン氏の2020年大統領選勝利を阻止しようと試みるためだ。

ドナルド氏は今やトランプ陣営の完全な陰謀論者だ。彼はトランプ氏に対するFBIの陰謀についての偽りの理論を主張した共和党議員の一人だった。こちらはCNNのアビー・フィリップス氏とのインタビューのビデオクリップだ。

またドナルド氏はフィリップス氏に対し、トランプ氏が再び敗北した場合、2024年の選挙結果を受け入れない意向を示した。ドナルド氏は、一定の条件の下でのみ結果を受け入れると述べ、イエスかノーかの回答を拒否した。

ドナルド氏が、たとえ恥をかくことになっても、副大統領候補のトランプ獲得に全力を尽くしていることは明らかだ。