恐ろしい乱気流で男性が頭上の荷物棚に飛び込む動画が話題に

ニューヨーク・タイムズ紙の報道によると、月曜日のスペイン発ウルグアイ行きの飛行機の乱気流はひどく、少なくとも36人が負傷し、中には首や頭蓋骨を骨折した人もいたという。乱気流後にネットに投稿された動画には、血で染まった座席が映っているほか、飛行中に頭上の荷物入れにつかまった男性が映っている動画も話題になっている。

報道によると、スペインのマドリードからウルグアイのモンテビデオへ向かったエア・ヨーロッパUX045便はボーイング787ドリームライナーで、負傷した36人のうち23人が病院に搬送された。ニューヨーク・タイムズ紙によると、入院患者のうち4人は集中治療室にいる。

同便の乗客の一人はテレムンドに対し、乱気流のため全員シートベルトを着用するよう機長からアナウンスがあったが、乱気流があまりに穏やかだったため、約20分後には乗客は油断していたと語った。

「そしてある時点で、乗客はリラックスし始めた」と、グーグルによる英語翻訳によると、乗客はテレムンドに語った。「歩いている人、ベルトをしていない人、ベルトをせずに眠っている子供たちもいた。」

その後、飛行機は急降下し、老人や小さな子供らが空中に舞い上がったと乗客は語った。頭上の荷物入れに挟まった男性は、事故当時、通路を歩いていた。

今年は激しい乱気流の事故が頻繁にニュースになっており、5月には シンガポール航空の飛行機に乗っていた男性が死亡するという、極めて恐ろしい事件も起きている。その事件から間もなく、トルコの飛行機でひどい乱気流に遭遇した客室乗務員が背骨を折るという事故も起きた。

乱気流のある飛行中に重傷を負うことは依然として稀で、FAAによると、2009年から2022年までに報告された重傷はわずか163件だ。しかし、乱気流がさらに激しくなっているという証拠があり、これは航空輸送の将来にとって問題となる可能性がある。信じられないことに、飛行機に乗ることは依然として自動車を運転するよりもはるかに安全だ。

機長からシートベルトを締めるように言われたら、従ってください。また、明確な指示がなくても、シートベルトを締めておくことをお勧めします。私たちは、何の心配もなく立ち上がって歩き回ることがまったく普通のことのように思えるかもしれません。しかし、あなたは、周囲を囲む大きな金属管に守られて、30,000 フィートの高度を飛んでいるのです。それを当然のことと思わないでください。