トヨタ、試験不正を認め3車種の生産を一時停止

トヨタは最近、規制当局との関係が悪化している。子会社のダイハツは2023年、30年分の衝突試験結果を偽造したことを認め 、由緒あるランドクルーザーでさえ排ガス不正スキャンダルから逃れられなかった 。しかし、同社はまだ問題の掘り起こしを終えていないようだ。新たな社内調査で、トヨタが日本製の7車種の衝突試験で不正を行っていたことが明らかになった。
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今週初めのトヨタの発表によると、これらの7台の車両は「政府の基準とは異なる方法でテストされた」とのこと。トヨタは「法律や規制に違反する性能上の問題はない」と主張しており、これは、これらの車が政府基準の衝突テストの要件をすべて満たしていることを意味しているようだが、公式テストは行われていないため、証明は難しい。トヨタによると、影響を受けるモデルは以下のとおり。
- クラウン、2014年から2020年の間に製造
- アイシス、2015年から2018年にかけて製造
- シエンタ、2015年から2022年までに生産
- レクサスRX、2015年から2022年までに生産
- カローラアクシオ、2015年から現在まで生産
- カローラ フィールダー、2015年から現在まで生産
- ヤリスクロス、2015年から現在まで生産
レクサス RX は特に興味深い。リストに載っている車の中で唯一北米に上陸した車だからだ。トヨタは「エンジン出力テスト」中の「エンジン制御システムの調整」がリストに載っていると主張しているが、それが出力定格、燃費、排出ガス、あるいは他の何かを指すのかは分からない。しかし、レクサス オブ アメリカがこの件について何も言及していないことを考えると、北米には当てはまらないかもしれない。
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ショールームにまだ並んでいる、影響を受けたモデル(アクシオ、フィールダー、ヤリスクロス)は、適切に再認証されるまで生産が一時停止され、販売停止命令が出されている。しかしトヨタは、すでに車を所有している人にとっては、これらの車は運転しても全く安全だと主張している。関係する規制機関が同意するかどうかは、これから見守るしかないだろう。