マハーシャラ・アリの『ブレイド』にとって、この5年間は大変なものだった

聞かなければならないのは、マーベルの永遠に温められている『ブレイド』復活の製作に関わった人物のうち、誰が神のコーンフレークに小便をしたのかということだ。今月初め 、スターのマハーシャラ・アリによってマーベルの(おそらく)近々復活する吸血鬼狩りのワルなフランチャイズの新監督に抜擢されていたヤン・ドマンジュ監督が、この長期にわたるプロジェクトから降板したと報じた。現在、THRは、2019年に発表されてから丸5年が経ち、実際には1フレームも撮影されていないスーパーヒーロー映画を悩ませている舞台裏の問題をさらに深く掘り下げた新しいレポートを掲載している。
記事は、ブレイドは始まった経緯からして、常に少し変わったプロジェクトだったと述べることから始まる。グリーンブック でアカデミー賞を受賞したばかりのアリ(Netflixのルーク・ケイジ番組の悪役の一人としてマーベルで批評家から非常に賞賛された)は、ケヴィン・ファイギと彼のチームに電話をかけ、「ブレイド 映画を作ろう」と言ったと伝えられている。アリは素晴らしい俳優であり、ハリウッドの大物でもあるため、ファイギとチームは肩をすくめて「もちろん」と言い、その後、2019年のコミコンで他のキャストとともにアリを連れ出した。その大きなショーでは、アベンジャーズ/エンドゲーム後の勢いに乗っていたマーベルが、今後5年間で作ることになるほぼすべての作品を発表した。
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そして…何もなかった!確かに、 『エターナルズ』の最後に、カメラの外にいるアリがジョン・スノウに魔法の剣を本当に手に入れたいのかと尋ねる、あの奇妙な声のカメオ出演はあった。しかし、あの大きなコンベンション出演以来、マーベルの映画やテレビのプロジェクトが数多く登場しては消えていったにもかかわらず(そして少なくとも一度、ファイギが「いや、冗談抜きで、撮影は来月から始まる予定だ」と言ったことがある)、 ブレイドは一度も前進していない。アリの弁護士シェルビー・ワイザーが最近のインタビューでディズニーを少し批判し、「その契約は2019年のもので、まだ撮影もされていない。私のプロとしての経験上、最もクレイジーなことだ」と発言するほどだ。
これまで、『ブレイド』はさまざまな脚本家、監督、コンセプトを経てきた。興味深いことに、その中には、現在では『X-メン '97』の脚本で知られるボー・ デ・メイヨが書いた時代劇バージョンの企画書も含まれている。もちろん、この企画も、オリジナルの監督バッサム・タリクと共に却下された。またTHR は、マーベルがかつてこの映画のために駅のセットを丸ごと作ったこと、タリクのバージョンもあったと指摘している。このセットは今は使われていないが、他のマーベルのプロジェクトで利用される可能性はある。(そして今、私たちはマーベルのプロジェクトをタカのように監視し、どの部分が再利用された『ブレイド』の駅なのかを解明しようとしている。) キャストの大部分は最初に獲得され、その後契約が解除されたが、ミア・ゴスが引き続き 悪役を演じると報じられている。おそらく、彼女が『ブレイド』の悪役として非常に適任だからだろう。
そして、デ・マヨ、トゥルー・ディテクティブのニック・ピゾラット (彼もデマンジュ同様、基本的にアリがこのプロジェクトの条件を押し付けた例だ)、『LOGAN /ローガン』のマイケル・グリーン、そして今ではスタジオの常連であるエリック・ピアソン(マイティ・ソー バトルロイヤル)や『ブラック・ウィドウ』も手がけた。一方、一部の情報筋は、マーベルがストリーミングに移行した際に過剰プロジェクトの混乱の中で『ブレイド』を見失わせ、優先順位を下げたとしてスタジオを非難している。(さらに、パンデミック、ストライキ、そしてここ数年のマーベルの運勢の全般的な落ち込みも原因だ。)現在、マーベルの公式見解は、スタジオのカレンダーから『ブレイド』が消えていることがますます目立つようになってきたにもかかわらず、マーベルは時間をかけてプロジェクトを急がないようにしているだけだということだ。
『ブレイド』の脚本は今年の夏までに完成し、その後、3人目の監督候補に売り込まれる予定だ。