レッドボックスはついにデッドボックスになる
レッドボックスの親会社であるチキンスープ・フォー・ザ・ソウル・エンターテインメントが破産を申請し、ストリーミングサービスに新たな被害者が出た。
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Deadlineの報道によると、親会社は土曜日に連邦破産法11章の適用を申請した。人気の自己啓発本にちなんで名付けられたスピンオフ企業、チキンスープフォーザソウルエンターテインメントは、10億ドル近くの負債を抱え、従業員への給与支払いや福利厚生のカバーに問題を抱えていた。同社は2017年に株式を公開し、ポップコーンフリックス、クラックル、そして2022年にレッドボックスなどあまり知られていないデジタルサービスを3億7500万ドルで買収し始めた。
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破産により、レンタルビデオの自動販売機が最終的に消滅するかどうかは、現時点では不明だ。チキン・スープ・フォー・ザ・ソウル・エンターテインメントには返済が必要な債権者が多数おり、わずか2年前に支払った金額を回収できる可能性は低いものの、関心のある買い手にレッドボックスを売却できる可能性はある。
2010年代初頭の全盛期には、レッドボックスの拠点は4万3000カ所以上に上った。同社のサイトによると、現在でもDVDやブルーレイを貸し出すキオスクは3万4000台以上あるというが、一部の機械は電源が抜かれ、クレジットカードのスロットにはテープが貼られているという報告もある。
レッドボックスの消滅は、物理メディアが過去のものになりつつあることを示すもうひとつの兆候だ。ベスト・バイ とターゲットは昨年、実店舗ではDVDとブルーレイディスクの販売を中止すると発表した。ネットフリックスは DVDを郵送で送ることから事業を開始し、昨年物理メディアのサービスを中止した。メディア業界分析グループのデジタル・エンターテインメント・グループは2023年の報告書で、米国のホームビデオ売上高のうち物理メディアが占める割合は3.6%で、前年比25%減だったとしている。